これまでの経緯と考え方

プロフィールでも紹介していますが、私はレストラン向けに生産している石川県白山市の中野さんの畑で、梨のような大根を食べたことがきっかけで農業に興味を持ちました。大根のほかにも生食できるそら豆やかぶなど、知っている野菜でも驚かされることがたくさんあり、ビーツや根セロリなどの聞いたことも無い野菜にまた驚かされたりと、畑では自分の常識を覆される出来事がたくさんありました。普段スーパーでしか野菜に接していない自分が知っている世界はいかに一部分でしかないのかと考えさせられました。

おもしろがって中野さんの畑に通うたび、ひとつの疑問を抱くようになりました。それは「なぜこの野菜を私が買うことができないのか」という疑問です。レストランにしか出荷していない中野さんの野菜は一般には流通していないしご本人にもその気が無い。これは私の師匠、エコファームアサノの浅野悦男さんも同じです。

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これだけおもしろい野菜たち。生食もできるし焼くだけでおいしいんだから料理も簡単になるし。
一般家庭でも十分使えるはずなのに、おれはこれを買うことができない。

それなら自分でこういう野菜を作ってしまえばいいじゃないか。
おれと同じように好奇心旺盛な人やうまいもん食べるのが好きな人ならきっと欲しいって思ってくれるはずだ。

自分で野菜を作って料理を作って知らない世界を見せてあげれば、
自分の周りの人たちに喜んでもらえるんじゃないか。
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これが私の出発点です。

世の中には私のように自分が作った野菜をインターネットなどで個人宅配している農家も多くいらっしゃいますが、有機だとか自然だとか環境保護の側面を全面に押し出している人たちがとても多いんです。それが、どうも私には違和感があるんです。

環境にいいんですとか健康にいいんですというのは、それはとても大切なことなのですが、人間正しいことだけをやり続けるのはとても難しいと思うんです。自分の生活にわかりやすくプラスになっているものがないと続かない。

それに対しておいしいとかおもしろいとかいうのはリアルにプラスに感じれることだと思う。そこを入り口に野菜や畑の世界をのぞいてもらってたまには畑に行きたいと思ってもらうほうが、有機だなんだと訴えかけるよりよっぽど食への意識を高めることができると思うんです。

そんなわけで、キレドは食への意識を高めることを内に秘めながら(笑)「おいしい」・「おもしろい」にこだわって、野菜や畑のおもしろさを発信していきます。キレドをきっかけに食への意識を高める人がひとりでも多くいてくれたらうれしいです。

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